2012/01/10

アトミックD2 Raceが一位と二位を独占

アトミックD2 Raceが一位と二位を独占
【2012年01月10日】

アデルボーデン(スイス)で7日に開催されたワールドカップの男子大回転で、アトミックD2 Raceに乗ったマルセル・ヒルシャーとベンヤミン・ライヒが一位と二位を独占した。アデルボーデンの斜面はワールドカップのジャイアントスラロームで最も難易度が高いスロープのひとつとされている。

マルセル・ヒルシャーは、ザグレブにおけるスラロームの勝利からわずか48時間のうちに再び表彰台のトップに立ったことになる。一方のベンヤミン・ライヒは、昨年2月に十字靭帯断裂で戦列を離れて以来初めて表彰台に立った。

ベンヤミン・ライヒと彼のアトミックのスキー技術顧問であるロベルト・ブルグラーはアデルボーデンのフィニッシュで満面に笑みを湛得て勝利を喜び合った。ライヒは「クリスマス休暇中に徹底的にテストを繰り返したことが実を結んだと思う。今回、これまでレースでは未使用だった最新のダブルデッキに乗りました。板の開発にずっと尽力してくれたロビ(ロベルト・ブルグラーの愛称)には本当に感謝しています」と語っている。

そのブルグラーとヒルシャーの技術顧問であるエディ・ウンターバーガーの二人は「長距離到達点賞」とでも称する賞に値するかもしれない。クロアチアのザグレブでスラロームスキーをバンに積み込んで、本拠地であるオーストリアのアルテンマークトに戻ってジャイアントスラローム用のD2 Raceを積んで睡眠わずか3時間半でスイスのアデルボーデンに直行したからだ。


マルセル・ヒルシャー、ワールドカップ総合点で169ポイント先行


「二人の差は本当に僅かで、ベニ(ベンヤミン・ライヒの愛称)の滑りは素晴らしかった。怪我から復帰して本当に嬉しい。彼は伝説のスキーヤーだから」と、アデルボーデンの勝者であるマルセル・ヒルシャーは、二位でフィニッシュしたアトミックの同僚であるベンヤミン・ライヒに敬意を表して語っている。D2 Raceに入れ込んでいるヒルシャーは今回のレースでのスキー板のパフォーマンスについて「このレースのセットアップは、微調整が最大の課題でした。条件がめまぐるしく変わるし、スロープは整備のために放水されたし。今季のこれまでのレースのうちでは、一番のスキーのエッジが重要なレースだった。技術顧問のエディが完璧なチューニングをしてくれました」と語っている。

ワールドカップの総合点で首位のヒルシャーは現在、総合点625ポイント、二位のアクセル・ルンド・スビンダル(イタリア)との差は169ポイントだが、8日日曜日に開催されるアデルボーデンのスラロームでさらにポイントを伸ばす可能性がある。