2012/02/01

ジョシー・ウェルズ、X-Gamesビッグ・エアで銅メダル獲得!

ジョシー・ウェルズ、X-Gamesビッグ・エアで銅メダル獲得!
【2012年02月01日】
アトミック・チームの一員であるジョシー・ウェルズにとって長い一週間だった。コロラド州アスペンで開催されているX-Games。スロープスタイルとスーパーパイプにエントリーしたが、期待通りの結果は出せなかった。しかし、ニュージーランドのワナカ出身のウェルズは、持ち前の闘志を奮い起こして次の種目に果敢に挑戦した。それは、X-Gamesの目玉ともいうべきビッグ・エアだ。会場に詰めかけた大観衆とライブ放送のテレビ画面に見入る多くの視聴者。舞台は整い、ジョシーの再挑戦が始まる。
■スタイルにフォーカス
X-Gamesのビッグ・エアは80フィートのステップ・オーバー・ジャンプで、テイクオフからおよそ100フィートがスイートスポットになっている。このイベントはAFP(Association of Freeskiing Professionals)公認のビッグ・エア・イベントで、それゆえにサーキットで最も重要なビッグ・エア競技会であると看做されている。公式練習の始めからジョシー・ウェルズの調子が良さそうだということは誰の目にも明らかだった。予選では世界屈指のビッグ・エアー・スキーヤー10選手が2回のヒートで技を競い合う。スタイルへのフォーカスが功を奏してジョシーは、スムース・スピンとソリッド・グラブス、そしてマッシブ・エアーズでランディングを決めてヒート中2位につける。フィールド半分がカットされ、上位5人が15分間のジャムセッションを行い、ベストのジャンプ2回の合計点で決勝進出が決まる。
メダルが揃う
投光照明のまばゆい光と群衆の咆哮の渦巻く熱狂的な雰囲気の中でビッグ・エア決勝が始まった。1本目にジョシーはスイッチを投入。ラン・イン全体を60kmを越える速度で後ろ向きに滑ってみせた。ジョシーは驚異的なトリックで、同夜の1080°全部の中で最高点の39.0を獲得。続いて、ダブル・コーク1620°、これまで試したこともなかったトリックだ。スピンは完璧に決まって足で着地したものの僅かに大きすぎたためにランディングで転倒。ジョシーはしかし、直ちに起き上がって今度は教科書通りのスイッチ・ダブル・コーク1440°ミュート・グラブを投入。深さは変わらずだったがどうにかストンプ・ランディングできた。この欠点のない完璧なトリックが同夜に出た最高点とタイの44.0を獲得。合計点83.00でスイスのKai Mallerとは1ポイント差、アメリカのボビー・ブラウンから5ポイント差となった。この上位2選手はいずれも難易度が高いトリックをスムーズに決めており、決勝は非常に激しい順位争いだった。ジョシーは3位に食い込めたことを素直に喜んで「表彰台にまた上がれるなんて、とてもうれしい!今夜は全力を出し切るつもりでここに来て、それを本当にやり遂げることができたので、最高の気分です」と語る。今回の銅メダルでジョシーは、アスペンのX-Gamesのビッグ・エア、スロープスタイル、ハーフパイプのカテゴリーすべてのメダルが揃ったことになる。おめでとうジョシー!
■ジョシー・ウェルズについて
ニュージーランド出身のプロフリースキーヤーであるジョシー・ウェルズはもしかしたら「夏」とは何なのかさせ知らないのかもしれない。「実は、それほどひどくはないよ。スキーシーズンが終わると暖かい所で一ヶ月は過ごすから」と21歳の若者は言う。スキーを始めたのは2歳のとき。生まれ故郷のワナカ周辺の山々で滑っていた。10歳のときにフリースキーと出会う。北半球の夏になるとトップクラスのライダーが何人もワナカにやってくるので、彼らと接したジョシーも自然と感化されて、トップに上り詰めようというモチベーションに繋がったのだろう。彼自身もニュージーランドの夏に北半球に移動してスキーの技を磨くようになる。多くの場合、父親に加えて弟のバイロンも一緒だ。バイロンもジョシーと同様に世界のトップレベルのフリースキーヤーとして認められている。このウェルズ兄弟は、昨年秋に公開されたスキー気違い一家についてのドキュメンタリーにも主要キャラクターとして出演している。ジョシーのこれまでの最大の成果は昨季のAFPワールドランキングだろうが、今季もまたトップを狙っているに違いない。