2012/02/20

マルセル・ヒルシャーがバンスコの大回転で優勝

赤いジャージまであと一歩

マルセル・ヒルシャーがバンスコの大回転で優勝
〜赤いジャージまであと一歩〜
【2012年02月20日】

シュラドミングで一位になってから僅か25日、マルセル・ヒルシャーがバンスコ(ブルガリア)の大回転でまたしても一位に。アトミックD2 Raceでの連勝が続き、これで今季7勝目、ワールドカップ通算10勝目。ワールドカップ大回転のランキング首位の印となる赤いジャージを着るところまであと一歩まで迫った。ワールドカップ通算成績でヒルシャーは現在2位、首位とは48ポイント差である。次のレースとなる回転は日曜日に予定されている。

「これまでで最高のジャイアント・スラロームだったかもしれない」とバンデリザと呼ばれているコースで華麗な滑りをみせたマルセル・ヒルシャーは言う。第1ヒートでは、フィニッシュの数ゲート手前でクラッシュしそうになったのを驚異的なボディコントロールで立ち直りトップに立つが、大回転ランキング一位のテッド・リゲティに100分の16秒の差で抜かれてしまう。しかしながら第2ヒートで調子を上げたヒルシャーは結果的に1.39秒の差をつけて優勝した。「最初のランで頑張ったことが結果に繋がった。あと2ミリ行き過ぎていたらクラッシュしていたと思う。ダメだと思っても110%の力を出し切って頑張ると不思議と勝利に繋がる。それがレースの不思議なところなのでしょう」とヒルシャーは語る。

マルセル・ヒルシャー
マルセル・ヒルシャー

今回のレースにはいつもとは違った作戦で臨んだとヒルシャーは言う。「両方のランで同じスキーを履きました。D2 RACEのパフォーマンスが第1ヒートで信じられないくらい良かったので。これほどのフローとスピードに達したのはキャリアを通じて初めてだったと思う。僕の父とエディ(アトミックのスキー技術者のウンターベルガー)と三人で画期的な調整をした結果です」と語る。ワールドカップ総合点で先行するKostelicとFeuzに追いつくためにはヒルシャーが必要なポイントは118となった。

ティナ・ワイラター、オリンピックの「ドレス・リハーサル」で4位に

リヒテンシュタイン生まれの22歳のティナ・ワイラター(Tina Weirather)にとって、ソチで開催される冬期オリンピックの格好のドレス・リハーサルになったようだ。ワイラターは、オリンピック会場に予定されているロサ・クトールの全長2,713メートルの斜面で行われたレースを4位でフィニッシュ。アトミックの同僚で同じ歳のアリス・マッケニス(Alice McKennis)も10位に入っている。これは今季通算2度目のトップ10位内の成績となった。

ティナ・ワイラター
ティナ・ワイラター