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2019.12.27

安藤麻選手、第98回全日本スキー選手権GS種目優勝で2連覇達成!

今後のワールドカップにも期待

北海道釧路市の国設阿寒湖畔スキー場で12月26日に開幕した全日本スキー選手権大会。
全日本スキー選手権のシステムが変わり、重要な国際大会への切符をかけた熱い戦いがこのシーズン序盤にして決まる。そして今大会の優勝者はワールドカップにいがた湯沢苗場大会への切符を手にすることになる。

競技2日目となった本日12月27日は女子GS競技。
ATOMICのエース安藤麻選手は、昨年の当大会この種目で優勝を飾っており、今季のワールドカップでもベストリザルトを更新するなど、自身でも、周囲からも「優勝して当たり前」という期待とプレッシャーがのしかかる。

前日に-19度を記録した阿寒スキー場は、気温もさることながら、歴代の国内有力選手やコーチ、そして地元スタッフやメーカー関係者を含めた全てのスキー関係者によって、何十人と滑っても雪面状況の変わらない最高のコンディションを保って大会を迎えられた。

安藤選手は1本目安定した滑りで首位に立つと、2本目も臆することなく、攻める姿勢の中でも見ている側が安心できるような、危なげない女王の貫禄を見せつけた滑りで2本目もラップ。2位に1秒の大差をつけて見事2連覇達成!
記者の問いかけに、「社会人となって成績を出す責任を感じている」「安定した滑りと言われるがもっとアタックしたい」と答えており、女王に隙は感じられなかった。

システムは変わってきたものの、これで「全日本スキー選手権」という名称で行われてきた国内ビッグタイトルは、GS、SLの両種目で7個目のタイトル獲得。
まだまだ社会人1年目、のびしろに無限の可能性を秘めた23歳は、世界に照準を合わせるも、明日のSLでも女王らしい滑りを期待したい。

photo by Yoshio Takusagawa

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