INFORMATION
INSIDE ATOMIC
"REVOSHOCK"搭載 NEW REDSTER DEBUT
驚くほど静か
そこから生まれる爆発的な推進力
スキーにサスペンション機能を搭載
NEW RESTERに新しく採用されるメインシステムが“REVOSHOCK(レボショック)”です。
REVOSHOCKとは、REVOLUTION(レボリューション) + SHOCK ABSORBER(ショックアブソーバ)を組み合わせたATOMICオリジナルのシステム名称で、極限まで振動を抑え込める革新的な効果が最大の特徴です。
このREVOSHOCKの効果を理解していただく上で、自動車やバイクのサスペンション機能を合わせて説明する必要があります。自動車やバイクは、ひとえにサスペンションと言え、主に3つのパーツで構成されていることをご存じでしょうか。
一つは軸をコントロールするサスペンションアーム、もう一つが、衝撃吸収を行うスプリング。このスプリング部分はサスペンションという言葉からみなさんが最もイメージしやすいバネ形状のパーツの部位です。そして今回メインシステムの名称にも採用されたのが、このスプリングの振動を「減衰する」役割を持つショックアブソーバです。
“伝えない力”
車やバイクで言えば、走行中当然路面の状況によって異なる振動が発生します。
スキーに特化して表現するなら、硬いバーンや柔らかいバーン、深い溝のあるような雪面凹凸の大きいバーンで伝わってくる振動の違いを乗り手もはっきりと肌で感じ取ることができます。車やバイクと違い、たった2本の板で雪面とコンタクトするスキーは、綺麗にパッキングされたファーストトラックですら圧雪車が生成した細かい溝の振動を感じ取れるくらい繊細で、目で入った情報を元に、スキーから伝わってくる振動を常に感じ取りながら運動するスポーツです。
サスペンションがもたらすその効果は、こういった異なる状況で生じる振動を限りなく減衰する役目を持ちます。NEW MODELの名称にも採用されたショックアブソーバは、サスペンション全体をコントロールし、振動を中和する最も重要なパーツであり、つまりどんな雪面状況においても、乗り手に不快なノイズを“伝えない力”を持ちます。
これがREVOSHOCKの一つ目の大きな役割といえます。
実際、私たち(ATOMIC STAFF)もそのファーストコンタクトに驚かされました。
前作のメインシステムであるSERVOTECも同様の振動吸収効果とたわみ効果を持っていましたが、あえて比較するなら、縦方向への振動吸収力に一定の評価をいただいたSERVOTEC。そして今回のREVOSHOCKは、上下左右、どの方向からも受ける振動が少なく、その挙動は驚くほど静かで、雪面に張り付きながらシンプルに推進してく感覚が味わえます。
皆さんも、乗って初めて驚くこの感覚をぜひ体感してほしいものです。
“伝える力”
スキーは感覚を大事にするスポーツであることは言うまでもありません。
前段では、不快な振動をキャンセルする“伝えない”効果をお伝えしましたが、スキーを楽しむうえで、乗り手がスキーに伝えたい動きを容易に伝えられ、その発信に対して思い通りに反応し、どう動くかを乗り手に分かりやすく“伝える力”もスキーにとっては重要な要素であると思います。
スキーの特徴を紹介する上で、この伝えることの表現をたわみやすさやグリップ力など、連動する一つの動作から断片的に切り取って表現していくことが多かったと感じています。しかしながら、このREVOSHOCKにおいては、もはやそういった断片的な感覚から逸脱した全く新しい感覚をもたらせてくれます。
表現を自動車やバイクで比喩するなら、コーナーリング時、ハンドルを切り始めたときその感覚がハンドルからきちんと伝わってくることでそのコーナーのRにきちんと合わせて曲がることができます。
一見当たり前のことを言っているようですが、曲がり切れなそう時はもう少しハンドルを切るし減速もします。曲がりすぎだなと感じたらハンドルを戻します。自動車やバイクの運転に慣れた人であれば、無意識に感覚的にこの動作を行っているわけですが、この感覚が伝わってこなかったとしたらどうでしょうか。
スキーでは、この感覚を思い通りに受け取ることは難しいとされてきました。特に荒れたような雪面では、思い描いたシュプールが描けなかったり、レースでいえばゲートから溢れてしまったりするような失敗が多く発生するのだと思います。
サスペンション機能は、この感覚を限りなく乗り手へ伝える重要な役割を持っています。
つまり、スキーヤーがスキーにこうしたいと“伝える力”と、それを受け取り、瞬時に、限りなく正確に乗り手へ“伝える力”の2極の伝える力の融合が、サスペンション機能のもう一つの大きな効果と言えます。
車やバイクで急ブレーキをかけたことがある人は分かると思いますが、急ブレーキをかけると車体が前のめりに詰まり、後方部が持ち上がりそうな感覚を受けるはずです。この車体のバランスを元に戻し、中和しているのがショックアブソーバの役割なのです。つまり、スキーが雪面に潜って刺さるとか、硬いバーンでふわふわするとか、ハイスピード時の大きい力が働くターン時の不安なグリップ力とか、その状況の異なる全てのターンを限りなく一律の感覚でできるようにしてくれるということになります。
このREVO SHOCKは、自分の思い描いたターンが一連の動作としてストレスなくスキーに伝わり、どんな状況でも反応してくれるからこそ、滑っていて気持ちの良い推進力と爽快感を乗り手が受け取れるのです。
驚くほど静かなのに、どんどん思い通りにスキーが動き爆発的な推進力を生むREVO SHOCK。
3年もの歳月をかけて開発したこのREVOSHOCKは、既にW-CUPシーンで使用され、その結果が実証されています。
昨シーズンの開幕戦でいきなり優勝したルーカス・ブローテン選手(NOR)や、表彰台の常連となったフィリップ・ズブチッチ選手(CRO)。女子でも、ミカエラ・シフリン 選手の劇的な復活劇や安藤麻選手の活躍。
この躍進の影には“伝えない力”と“伝える力”を合わせ持った新システム「REVOSHOCK」の存在があったのです。
ではここで、実際どういったパーツが搭載されているかの機能を説明します。
スキーのトップからトゥービンディングにかけて複数枚(長さによって枚数が変わります)のスチールスプリングが張り付いているのがビジュアルからも確認できルはずです。
このスチールスプリングには無数の小さな凹凸があり、その下には兼ねてからATOMICで採用してきた振動吸収材のエラストマーが付随されています。
従来のスキーに搭載してきたシステムは、どれもスキー本来の特性を活かしつつ、その欠点を補うために、独立したパーツがスキーの上に搭載されたようなシステムが多かったです。
REVOSHOCKは、このスチールスプリングがスキーに埋め込まれているところに特徴があります。メインパーツがスキーと一体になったからこそ、上下左右、どこからの振動も柔軟に受け止め、振動を減衰し、驚くほど静かな挙動が生みだすのです。実際に実験室での振動試験では、従来のスキーに比べ、半分以下の時間で振動を抑えるという結果を生み出しています。
このREVOSHOCKの登場により、サイドウォールの形状や素材にも徹底的なこだわりがみえます。トップシートからサイドウォールにかけての上部は少し丸みを帯びたハイブリットなサイドウォール形状”ULTRAWALL(ウルトラウォール)”に変更し、静かな挙動の中にも圧倒的にしっかりとしたグリップ力を合わせ持つバランス力を向上させています。モデル別硬さの違うサイドウォール素材が採用され、基礎入門モデルではスピードコントロールがより容易に行える印象を受けました。
一方で、RACE系トップ機種はフルサイドウォールを採用するとともに、スプリングスチールに2ピンプラグを添えたREVOSHOCK RACE MODEULEを採用しており、よりハイスピードな過酷なシーンでも極限まで振動減衰性を保持できる工夫がされています。
レースのトップシーンで使用されるモデルから基礎入門モデルまで、どのモデルを滑ってもそれぞれの特徴が際立ち、そのレベルに合った最高にバランスの良いスキーとなっているのが、21-22シーズンに向けて登場するNEW REDSTERなのです。
REVOSHOCK搭載のNEW REDSTER
その最大の特徴と効果を断片的に伝えるのは非常に難しく、乗って初めてその凄さが伝わると自信を持っています。この驚くべき全く新しい感覚と完成度をぜひ体感してください。
▼ATOMIC 早期WEB予約お取次ぎキャンペーン
コロナ禍で外出を控えている方や、遠方でスキーショップまで訪問が困難な方へ、安心してご希望のNEWモデル商品をWEBフォーム上からご予約、ご指定のショップへATOMICがお取次ぎをするキャンペーン開催中。
▼製品説明動画(Youtube Atomic snow channnel)
SKI (REDSTER:RACE/DEMO)
https://youtu.be/d2rNbLLCAQ0
BOOTS (REDSTER/HAWX)
https://youtu.be/WJCXHoz99e4
SKI&BOOTS(FREESTYLE)
https://youtu.be/GXQ85kso-UQ
カタログ外限定BOOTS (RACE TECH RACE DEPARTMENT)
https://youtu.be/ZtuPhQ5YrtI