25/26 REDSTER SKI
2024/25シーズンもATOMICが躍動
ワールドカップ、世界選手権で大活躍
オーストリアのザールバッハは、1991年に開催された世界選手権においてアトミックが目覚ましい活躍をした思い出深い場所です。そして2025年はアトミックが70周年を迎えた記念すべき年でもあり、今年の2月に同地で開催されたFISアルペンスキー世界選手権2025では、アトミックがオフィシャルスキースポンサーを務めました。
そのザールバッハ世界選手権で、2月8日に行われた女子ダウンヒルで、ブリージー・ジョンソン(USA)が金メダルを獲得。さらに、11日に行われた、2名の選手がダウンヒルとスラロームに出場し合計タイムを競う今大会の新種目チームコンビネーションで、USAチームのミカエラ・シフリンとブリージー・ジョンソンのペアが、それぞれ4位と3位に入り、合計タイムで金メダルを奪取。シフリンは通算15個目のメダルを手にしました。
アトミックスキーを使用する両選手ですが、2個の金メダルを獲得したジョンソンは、最先端の第2世代のレボショックシステムを搭載したレッドスターのNEWモデルを使用。難度の高いコースでNEWレボショックシステムが絶大な効果を発揮し、アトミックスキーの実力を証明しました。
世界選手権では、他にも、ミリヤム・ピュヒナーがダウンヒル2位、タンギー・ネフがコンバインド2位、アドリアン・セーイェシュテードがスーパーG3位に入り、多くのメダルを獲得しました。
ワールドカップにおいては、2月23日にイタリアのセストリエールで行われた女子スラロームでミカエラ・シフリンが優勝。前人未到のワールドカップ100勝を達成し、その名を歴史に刻みました。
また、2024/25シーズンよりアトミックを使用するズリンカ・リュティッチは、ワールドカップ女子スラロームにおいて種目別優勝。幼い頃にシフリンに憧れていた21歳の若き女王が、これからどこまで勝ち星を積み重ねていくのか非常に楽しみです。
第2世代のレボショック2.0とNEWカーボンブースト登場
◾️エラストマー、スチールモジュールの形状を変更し性能アップ
21/22シーズンに新登場したレボショックシステムは、25/26シーズンに新たなステージへとステップアップを果たしました。
レボショックシステムとは、長方形のスチールモジュールの下に衝撃吸収エラストマーを組み合わせてスキーのトップシートの上に配置された、アトミックの革新的な衝撃吸収システムです。競技用モデルは主にGSとSGの高速系モデルにレースモジュールを搭載し、振動を吸収してスキーの雪面に張り付くようなコンタクト力を発揮し、スチールモジュールが調和して強い推進力を生み出します。
そして新たに登場した第2世代のレボショックシステムは、スチールモジュールと衝撃吸収エラストマーの形状を大幅に変更。個々のスチールモジュールに組み合わされていたエラストマーが、全て繋がった一面の一体的な構造となり、面積が大幅に拡大されているのが大きな特徴です。これにより振動吸収力が大幅に増幅し、今まで以上の性能を発揮します。スキーヤーの志向やレベルに合わせ、モジュールの仕様や形状が異なり、必要な時にサポート力を発揮し最大限のパワーを生み出します。
◾️NEWカーボンブーストテクノロジーで加速力が大幅に向上
25/26レッドスタースキーの特徴は、進化したレボショックシステムだけではありません。ビンディング後部からテールに向かってカーボンブーストが新たに内蔵されました。カーボンブーストとは、ヒールの下に内臓された短めのカーボンプレートのこと。これによりカカト部分の剛性を高くして安定性を強化し、強い反発力によりターン後半のスキーの走りを一層増幅させます。
S9Iには、アイコンビンディングと同等の性能を発揮する I 12 GWビンディング搭載
第2世代のレボショックシステムは、ジャパンオリジナルのエキスパート向けレッドスター i シリーズにも搭載され、フルモデルチェンジを果たしました。なかでも、レッドスターS9i、Q9i、S8iには、新しいビンディングプレートシステム、I 12 GWを搭載しています。
これは、アイコンビンディングのトウとヒールピースに、スキーの自然なフレックスを損なわず優れたパワー伝達性能を発揮します。アイコンビンディングの優れたパフォーマンスを損なわず荷重をセンターに集中させ、プレートがスキーのフレックスを十二分に導き出し、スキーの性能を余すことなく発揮させます。
REDSTER G9 RS REVOSHOCK S
16万600円(板のみ)
Size(Radius):166(15)、171(16)、176(17)、181(18m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail):110.5-67-97mm(181cm)
REDSTER S9 RS REVOSHOCK S
16万600円(板のみ)
Size(Radius):155(11.3)、160(11.9)、165(12.5)、170(13.1m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail):118-68-104mm(165cm)
REDSTER S9i REVOSHOCK S
19万9980円(I 12 GW付)
Size(Radius):155(11.3)、160(11.9)、165(12.5)、170(13.1m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail):118-68-104mm(165cm)
ATOMICとは、
1955年にアロイス ロールモザーがオーストリアのワーグラインで小さな家族経営の工房を立ち上げました。この時に、地元の木材を手彫りして製造した40台のスキーがアトミックスキーのルーツです。ロールモザーのスキーは、瞬く間に人気となり、2年後には2000台を突破。その後、世界有数のスキーメーカーへと成長を遂げました。
アトミックの歴史は、技術革新の歴史でもあります。アトミックは、1990年代のベーターレーススキーとブーツベーターライドに代表されるように、創業時から培われてきたクラフトマンシップを損なうことなく、先進的なテクノロジーを導入して時代をリードするプロダクトを開発。ワールドカップや世界選手権などの世界のトップシーンにおいて、ヘルマン マイヤーやミカエル シフリンのような各時代のトップアスリートとともに、数々の輝かしい成績を残してきました。
創業から70年後の現在、アトミックは創業の地からわずか5㎞しか離れていないアルテンマルクトに最先端の工場を構えています。いくつものスキー場に囲まれた恵まれた環境の下、現在ではアルペンレースだけではなく、クロスカントリースキーやフリースキーの分野でも、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。これからもアトミックは、伝統的なクラフトマンシップを礎に革新的なテクノロジーを融合さ