THE FUTURE OF SKIING

SUSTAINABILITY AT ATOMIC

ウィンタースポーツ産業は、気候危機の中で特徴的な位置を占めています。私たちがプレーする場所は、その影響が最もはっきりと分かることは間違いありません。氷河の後退、予測不能な天候パターン、そして温暖化が進む地球。これらすべてが組み合わさって、気候変動が実際に起こっていることを否定できない図式を作り出しています。しかし、この目に見える出来事から、私たちが真に変化を与えられるプラットフォームが生まれます。問題の一部から解決策を生み出す主な推進力となるために、当社は業界内の地位を利用して、道を切り開きます。

これが、私たちがアクション、イノベーション、コラボレーションを通じて、気候危機に対処することを決めた理由です

ATOMIC IMPACT STATEMENT 2024

環境負荷報告書 をダウンロードすると、気候保護のための当社の取り組みをご覧いただけます。

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  • OUR APPROACH

    山はいきなり駆け上がるものではなく、一歩ずつ着実に上るものです。アトミックは、気候変動がもたらす課題の大きさを知っています。温室効果ガス排出量実質ゼロの実現を目指してスキーを前進させるためには、創造力、未知を受け入れる姿勢、そして長期的な視野を持って行動する強い信念が必要です。私たちのアプローチの詳細についてはこちらをご覧ください。

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  • SUSTAINABLE PERFORMANCE

    アトミックは、スキー製品のデザインと原材料を完全にコントロールできる、スキー業界の中でも特徴的な立場にあります。一度製品のライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment) を実施すれば、環境負荷を削減するために必要なデザイン、材料、生産過程の改善を推進することができます。

     

      実例
  • 差し迫った重要な課題

    私たちが最初にこのような取り組みを行っているのは、この問題は人類と地球にとって大いに重要であり、プラットフォームを活用して事態を改善させる差し迫った責任があるからです。この問題を解決すれば、ビジネスにもプラスになると私たちは信じていますし、認めています。 ​

  • 科学的根拠

    このような課題への対応は、現実に基づいたもの、つまり、入手できる最善の証拠に基づいたものでなければ、効果的な対応とはいえません。これが存在しない場合、私たちはそれを構築するよう努めます。トレードオフが必要な場合は、それを率直に認めます。私たちは正当化できない主張はしません。

  • ビジネスの本質

    サステナビリティは、表面的な製品の特徴やマーケティング戦略ではなく、私たちの価値観と使命によって「内面を変えることで」推進される、ビジネスモデルとブランドが深く統合された状態のことです。私たちの存在の核となるものでなければなりません。これには時間と忍耐力が必要です。​

  • 謙虚さと透明性

    持続可能なスキービジネスを構築し、より広範なシステムの変革に貢献することは難しいものです。その過程には、挫折、トレードオフ、課題も出てくるでしょう。私たちはこれらをオープンにし、問題や物語に焦点を当てることを約束します。アトミックは「ヒーロー」として行動しません。

  • 「場」の創造

    このアジェンダは、私たちよりもはるかに大きなものです。私たちはスキーおよびウィンタースポーツ界の奉仕者として行動する必要があります。そのために技術革新、問題解決、アドボカシーに貢献し、大規模な行動を共有する土台と場を作り出すために力を結集します。

     

  • パフォーマンスにイノベーションを

    私たちは、サステナビリティは妥協の源ではなく、重要で差別化されたイノベーションの力強い推進力になると考えています。私たちは挑戦の精神でこの制約に取り組み、トレードオフという考えに抵抗し、持続可能なパフォーマンス事例を称賛します。

時間をかけて築き上げてきたコミットメント

アトミックの環境保護活動への取り組みは、数十年にわたり発展してきました。1990年代初頭から、環境効率的なプロジェクトに投資し、アルテンマルクトにある製造拠点での二酸化炭素排出原単位 の削減に努めてきました。

  • 1955

    はじまり

    アロイス・ロールモザーが、現在の本社所在地からわずか5km離れたところにある工房で、最初の手彫りスキー 板を製作しました。

  • 2005

    バイオマス燃料

    燃料は、軽油から地元産木材チップへと切り替えました。年間の需要電力量6.39GWhは、すべてが再生可能エネルギーによるものです。スキー板プレス機に使用する燃料として石油の代わりに地元産の木材チップを使用することで、95%の負荷を低減し、2,175,789t以上の二酸化炭素排出量を削減できました。

  • 2013

    熱回収システム

    当社は熱回収システムを導入しました。スキー板の層を貼り合わせるために、プレス機は高温に加熱されます。この熱を回収することで、工場内の環境負荷をさらに削減することができました。

  • 2014

    再生可能エネルギーによる電力

    再生可能エネルギーによる電力に100%切り替えたことで、オーストリアで標準的なエネルギーミックスによる電力と比較して97.45%の環境負荷を削減することができました。

  • 2020

    施設内をLED照明に

    LED照明を設置しました。より効率的な照明のおかげで、アルテンマルクト工場の電力使用量は2019年と比較して5%削減できました。

  • 2021

    おがくずのリサイクル

    スキー板の副産物であるおがくずを合板にリサイクルすることで、毎年18.9トンの二酸化炭素を削減しています。この量は木材を堆肥化した場合と比較して84%の削減になります。