どんなシチュエーション、どんな斜面でも、思う存分楽しめる
FREERIDE SKI & BOOTS

綺麗にグルーミングされたゲレンデだけでなく、バックカントリーの深雪なども楽しみたい。
そんなスキーヤーに最適なのがフリーライドモデル。
スキーは幅が広いので深い雪でも操作がしやすく、ブーツはウォークモード付きでハイクアップが楽。
フリーライドモデルだと、滑る楽しさの幅が格段に広がります。

 

Photo by Key Sato

MAVERICK & MAVEN
オフピステでパワフルなターンを刻めるターン性能に優れたオールマウンテンスキー

ゲレンデはもちろん、雪山を丸ごと楽しみたいスキーヤーに向けた極上のオールマウンテンスキーがマーベリック&マーベンです。北米で圧倒的な人気を誇るこのスキーは、カーボンとチタナールで強化された軽量構造が特徴。ロッカーとキャンバーを最適なバランスでブレンドし、ハードパックでの確かなグリップ力と深雪での浮力を兼ね備えています。

マーベリックは、センター幅88mmから115mmまで4機種、女性向けのマーベンは、86mmから94mm3機種をラインナップ。トップモデルのマーベリック115 CTIは、バターカラーを採用してデザインを変更。CTIパワード、パワーウッドコアによりパワフルなライディングが可能。HRZN 3Dチップがパウダーでの軽快なハンドリングを実現します。

今シーズンは、センター幅が100mm以下のモデルがNEWモールドでフルモデルチェンジしました。

マーベリック96 CTIは、昨季のマーベリック95に比べセンター幅が1mmアップしてバージョンアップ。新たに採用したHRZN 3Dチップと、トップとテールのロッカーを抑え気味にすることで、あらゆる雪面コンディションへの対応力を高めています。

Photo by Hiroshi Suganuma

<MAVERICK>

MAVERICK 115 CTI

13万9590円(板のみ)
Size(Radius):166(15)、171(16)、176(17)、181(18m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail)110.5-67-97mm(181cm)

佐々木 悠

張りが強くキレキレのカービングが可能な「ザ・フリーライド」
MAVERICK 115は、バターカラーが特徴的で、同じカラーのブーツ、REMEDY 130もラインアップされています。このスキーは、今シーズン、僕が一番乗っていたのですが、ザ・フリーライドという板ですね。すごく張りが強く、カービングでもキレキレ。深いパウダーで滑るというよりも、広い斜面でスピードを出して滑るのに向いています。凸凹した不整地でもスピードに乗ったカービングが可能です。テールがしっかりしているので、ジャンプをしてもランディングがすごく安定しています。他のフリーライドモデルに比べて、テールがツインチップになっていないので、ターンの最後までエッジが噛んで、すごくいいターンができます。
HRZN 3Dチップは、実際に使ってみて、ターン時よりもトリックをかけている時の方がメリットを感じますね。パウダーでのバタートリックとか雪面を削るトリックは、かなり調子がいい。しっかり抜けて、引っかかることは全然ない。ターン時は浮力を上げる効果があって、パウダーでは扱いやすくなっています。

MAVERICK 96 CTI
11万7590円(板のみ)
Size(Radius):165(16)、172(17)、179(18)、186(19m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail)129-96-114.5mm(179cm)

佐々木 悠

基礎スキーヤーがはじめて履く太い板に最適
マーベリック96 CTIは、基礎スキーをやられていた方が、太い板をチョイスする時に、一番馴染みやすい板かなと思います。いきなりマーベリック115に乗ると太すぎて、どう操作していいか分からなくなると思うのですが、マーベリック96 CTIなら、かなり扱いやすく、基礎の板と比べても遜色なく滑れる。グルーミングバーンもしっかり滑れますし、浅めのパウダーなら、これで十分。日本のゲレンデには、ぴったりの板だと思います。

<MAVEN>

MAVEN 94 CTI
11万9900円(板のみ)
Size(Radius):151(14)、158(15)、165(16)、172(17m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail):126-95-111.5mm(165cm)

小野塚 彩那

キレと反応の良さが進化したパウダー入門モデル
カーボンとチタンを採用することで、操作性の良さは変わらずに、板の張りやたわんでからの反応の良さは格段に上がっています。ゲレンデ内のパウダーとか、グルーミングバーンでも非常に良い乗り心地でした。ゲレンデのフリーランや浅めのパウダーでの自由な操作性を持ったモデルかなと思います。デモやレーサーなど張りの強いスキーを乗っていた方の、初めてのパウダースキーに非常に適していると思います。パウダー用のロッカースキーだと足元が頼りないと思われる方には、足元がしっかりしているマーベンがおすすめ。女性のパワーでも、不整地でしっかり乗れます。MAVEN 94が太いと感じる人は、やや細身のMAVEN 88を選べば、ゲレンデも気持ちよく滑れると思います。

BENT
パウダーからパークまで、ライディングの無限の可能性が広がる

ベントシリーズは、マーベリックシリーズとは一線を画し、ツインチップを採用し遊び心あふれるライディングが可能なフリーライドスキー。クリス・ベンチェトラーのシグネチャーモデルのセンター幅120mmのベン チェトラー120を筆頭に、センター幅85mmまでの5機種をラインナップ。パウダーから、フリースタイル、パークに対応したモデルがあり、自分のライディングスタイルに合わせてチョイスできます。ベントシリーズのトップシートには、クリス自らがデザインした個性的なグラフィックが描かれ、ライダーの想像力を掻き立てます。

センター幅120mm、フラッグシップモデルのBENT CHETLER 120は、最新のHRZN 3D、最先端のシェイプを採用したパウダーロッカーを搭載し、ディープパウダーでの自在な滑りを実現。

センター100mmBENT 100は、フリーライドからフリースタイルまで、あらゆるシチュエーションで、あらゆる滑りが可能な究極のオールラウンドモデルです。昨年モデルよりもロッカーの割合を5%増やすことで、パウダーでのさらなる浮力とスイッチの操作性の容易さを獲得しました。

Photo by Key Sato

<BENT>

BENT CHETLER 120

13万9590円(板のみ)
Size(Radius)176(18)184(19)192(20m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail)143-120-134mm(184cm)

佐々木 悠

パウダーはもちろん地形で遊べるバックカントリーフリースタイルモデル
日本だと、僕が一番乗っているスキーです。日本のディープパウダーにはベストモデルになると思います。どんなに雪が深くても浮力があり気持ちよく滑れます。ベントシリーズの板は、全てツインチップになっていて、ホライゾンテックがノーズとテールに入っていて、パウダーではターンの抜けがすごく気持ちいい。また、パウダーでトリックをしたり遊びながら滑るバックカントリー フリースタイルモデルとしても凄くいい。MAVERICKが大きなターンで縦に落としていくイメージなのに対して、BENT CHETLER 120は色々な地形を拾いながら滑れるので滑りの幅が広がる板なのかなと思います。
センター幅が110mmのBENT 110は、パウダー寄りのセッティングですが、しっかりカービングで切れるし、どこでも遊べる。イメージ的には、午前中にパウダーを滑って、午後に荒れたゲレンデを滑ろうかな、という人にちょうどいい。

BENT 100

10万9890円(板のみ)
Size(Radius)158(16.5)165(17)172(18)179(19)186(19.5m)cm
Sidecut(Tip-Waist-Tail)128.5-100-119mm(179cm)

佐々木 悠

パウダーからゲレンデ、コブも滑れる万能モデル
オールラウンドモデル。スキーが一台しか選べない場合に、おすすめのモデルです。ちょっとしたパウダーも滑れるし、ゲレンデでもすごく扱いやすい。整地はもちろん、コブも滑れるので使いやすいと思います。BENT CHETLER 120BENT 110はビンディングの推奨位置がセンター寄りなのですが、BENT 100のビンディングの推奨位置は、一般的なスキーと同じようにやや後ろ気味なので、よりノーマルスキーに近い感覚で乗れると思います。

小野塚 彩那

ベントシリーズの中で、一番オールマイティなモデル
ベントシリーズの中で、一台を選ぶとなったら、パウダーもゲレンデもパークも楽しめる一番オールラウンド、オールマイティなBENT 100を選びます。実際、私もフリーライドのレッスンをする時とかは、このモデルの172cmを使うのが多いですね。BENT 100は、パウダーに入った時はしっかり浮力を感じられ、ゲレンデではターン前半からしっかりと雪面を捉えられてカービングができるので、おすすめです。バックカントリーやパウダーしか滑らないのであれば110120を選んでもいいと思いますが、どこでも滑りたい場合は100のセンター幅が扱いやすいと思います。110120に比べるとロッカーの割合が少ないので、ゲレンデでもしっかり反応してくれて、板自体も軽いので扱いやすいと思います。私は身長158cmで172cmを選んでいるのですが、扱いやすさで言えば165cmを選んでもいいかなと思います。

HAWX ULTRA XTD
ボーダーレスで雪山を楽しめるフリーライドブーツの決定版!

ゲレンデとバックカントリーをボーダーレスで楽しめるフリーライドブーツがホークス ウルトラXTDです。ホークスウルトラの優れたフィット感と滑走性能を生かしつつ、カフに54度の可動域を実現するスキー/ウォーク機能を搭載し快適なハイクアップを提供してくれます。
シェルには、ホークスウルトラと同じ、98mmラストのプロライト構造を採用。限りなくスリムな形状で、パワー伝達に必要な箇所を補強することにより、足への優れたフィット感とパワフルな滑走性能を実現。ロワシェルに搭載したBOAフィットシステムが、足を均一に包み込み、今までにない快適性の高い優れたフィット感を提供するとともに、パワー伝達性能を高め正確な操作性能を実現します。インナーにはミミックライナーを搭載し、シェルと共に熱成型が可能なメモリーフィットを採用。更なるフィット感を生み出して、ブーツの性能を余すことなく発揮させます。カカトのホールド感を高めるパワーアンクルロック、タンを最適な位置にアジャスト可能なアダプティブ・フィット・システム(AFS)タンも採用しています。

Photo by Key Sato

HAWX ULTRA XTD 130 BOA

142890
Size24/24.5-29/29.5cm
Last98mm Narrow Last
Weight1844g(26/26.5cm)

佐々木 悠

硬いバーンでも安定したハイパフォーマンスが可能
Hawx Ultra XTDはバックカントリーでハイパフォーマンスな滑りを目指したい人におすすめです。フリーライドにおける硬いバーンでも安定して滑ることが可能です。BOAシステムは、従来のバックルで上から締め付けられる感覚とは違い、足全体を包み込むフィット感が特徴で、足への負担を減らし長時間の行動でも快適に1日を過ごすことができます。バーンコンディションにより締め付けを細かく調節できるのもBOAシステムの強みだと思います。また、BOAシステムは、足とブーツとの一体感が増すので素早くダイレクトに板へパワーを伝達できます。130のフレックスも私にはちょうどよく耐えるところもしっかり粘って、力強い滑りをサポートしてくれます。

HAWX ULTRA XTD 115 BOA W

136290
Size22/22.5-25/25.5cm
Last98mm Narrow Last
Weight1774g(24/24.5cm)

小野塚 彩那

足を包み込むようにしっかりと締まり快適性の高い滑りが可能
ロワシェルにBOAシステムを搭載したホークス ウルトラ XTD ウィメンズモデルの最高硬度115フレックスのブーツです。メンズモデルに比べると、個人的にはフレックスが少しソフトかなという印象はあるのですが、パワー伝達性能は非常に優れていて、スキーからの反応もしっかり貰えるので、より快適に使えるのではないかと。BOAの締め付けは、バックルに比べると良い意味でルーズに締まるというか、足が包み込まれるようにしっかり締まっていく。甲がちょうどいいところで締まるのがいいですね。個人的にはバックルよりもBOAのフィット感の方がいいかなと思います。
ホークスプライムのインナーにも採用されている、高密度で左右非対称構造のパワーアンクルロックが搭載されていて、足首周りのホールド感が非常によくなっています。お店で試し履きした時には足首周りがキツく感じてしまうかもしれないので、熱成型のメモリーフィットで自分の足型にしっかり合わせた方がより快適に過ごせるかなと思います。ビンディングのシフトやストライブとの相性も抜群です。

ATOMICとは、 

1955年にアロイス ロールモザーがオーストリアのワーグラインで小さな家族経営の工房を立ち上げました。この時に、地元の木材を手彫りして製造した40台のスキーがアトミックスキーのルーツです。ロールモザーのスキーは、瞬く間に人気となり、2年後には2000台を突破。その後、世界有数のスキーメーカーへと成長を遂げました。

アトミックの歴史は、技術革新の歴史でもあります。アトミックは、1990年代のベーターレーススキーとブーツベーターライドに代表されるように、創業時から培われてきたクラフトマンシップを損なうことなく、先進的なテクノロジーを導入して時代をリードするプロダクトを開発。ワールドカップや世界選手権などの世界のトップシーンにおいて、ヘルマン マイヤーやミカエル シフリンのような各時代のトップアスリートとともに、数々の輝かしい成績を残してきました。

創業から70年後の現在、アトミックは創業の地からわずか5㎞しか離れていないアルテンマルクトに最先端の工場を構えています。いくつものスキー場に囲まれた恵まれた環境の下、現在ではアルペンレースだけではなく、クロスカントリースキーやフリースキーの分野でも、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。これからもアトミックは、伝統的なクラフトマンシップを礎に革新的なテクノロジーを融合させ、多くのスキーヤーをわくわくさせるギアを生み出していきます。