REDSTERブーツがフルモデルチェンジ!
新デザイン、新モールド、新素材、新パーツ、新機能を搭載
ブランドリフレッシュ
1955年にオーストリアのワーグラインで創業したアトミックは、2025年に創業70周年を迎え、ブランドイメージをリフレッシュ。レースモデルが大幅にリニューアルを果たしました。
まず印象的なのはカラーです。レーシングラインのスキー、ブーツには、ニューカラー、レッドテンションを導入。従来のレッドよりもマゼンタ気味の鮮やかな色が特徴です。
デザイン面では、一緒になっていたアトミックのシンボル、スターマークとアトミックのロゴを分離。スターマークのみを目立つ場所に配置されているのが特徴になっています。
◾️REDSTERブーツもフルモデルチェンジ
変わったのはカラーやデザインだけではありません。アトミックを代表するトップレーシングブーツ、レッドスターシリーズは、新しいモールドを採用してフルモデルチェンジを果たし、さらに進化した性能を手にしました。それに伴い、モデル名も変更。ラスト93㎜のTR(チーム レース)、ラスト91㎜のSTR(スリム チーム レース)、ラスト96㎜のTX(チームクロス)になりました。
ラインナップの中では、随所にアップデートを施したTRの進化に注目です。ダイレクトな操作性が特徴でしたが、やや敏感に反応し過ぎる時があったのを改良。ある程度遊びがありながら、流れるような滑りで、ミスなく2本のタイムをまとめられる性能を目標に開発されました。
足のボリュームが少ない女性レーサーやエキスパート向けのSTRは、変えないで欲しいという要望が多かったというロワシェルにはあまり手を加えず、カフのみをアップグレードさせています。
◾️WC選手との度重なるテストと意見を取り入れた
これらの開発には、1万時間以上が費やされ、雪上テスト期間は2年以上にもおよび、ブーツの金型を6回も作り直しました。また、雪上テストには、ルーカス・ブラーテンをメインに、10人以上のワールドカップアスリートが協力。雪上テストは100回以上実施され、106個の新しいパーツをテスト。多くのワールドカップアスリートの生の声が開発に生かされ、あらゆるコンディションで俊敏で正確にターンを刻める、全く新しいレッドスターブーツが誕生しました。
テクノロジー
<パワーシャーシ>
ブーツソールのつま先とカカトの間の部分を補強をさらに強化することで、ソール剛性を30%以上アップさせ、スキーへのパワー伝達性能をアップさせます。さらに、つま先とカカトの間の部分の補強を追加し、ねじれ剛性を30%以上向上。エッジグリップ力を高めます。
<フォーミュラ プラスチック>
レッドスターシリーズの130フレックス以上のブーツには、従来よりさらに進化した温度差による変化の少ないアトミックオリジナルのシェル素材「フォーミュラ・プラスチック」を使用。この素材はワールドカップで2021年から実際に使用されてきたもので、極低温下でも一貫性のある性能を発揮できます。
また、フォーミュラ・プラスチックを導入したことに伴い、フレックスの表示方法が変更になりました。130フレックスはF4、150フレックスはF5となり、TRの150フレックスの場合「Redstar TR F5」と表記されます。従来のPU素材のブーツも、110フレックスは3、90フレックスは2、70フレックスは1と表記されています。
<アナトミックトウボックス>
トウボックスに解剖学的な形状を採用。親指のスペースを大きく取り、前方に長くなりました。また小指のスペースが1㎜広くなったことで、足がニュートラルな位置に収まり、よりバランスの良いスタンスと、より均一で快適なフィット感を提供。また、オーバーラップ部分が9㎜前に伸びたことで前足部の面積が広がり、より優れたラッピング性能を実現しました。
<アンクルリテンションシステム>
足首のホールド力を高めて最大限のレスポンスを実現するのが、新しいワールドカップ・ライナーに採用されたアンクルリテンションシステムです。レースを通すループを、足首周りの形状に合わせるように設けて、レースを締めることにより自動的に足首周りをホールド。シェルとの一体感を高めて反応速度を高めます。
また、ワールドカップ・ライナーには、世界のトップレーサーと共同開発した、しなやかなマイクロファイバーアウター素材を採用。縫い目を最小限にして足とシェルのフィット感を高めます。
<モールドを一新>
今季、モールドを新しくしてフルモデルチェンジしたレッドスターブーツですが、TRとSTRでは、変更点が異なります。
TRは、ロワシェルとアッパーカフの両方をチェンジ。ロワシェルは、パワーシャーシ、アナトミックトゥボックス、0度ソールカンティングなどを採用しフルモデルチェンジ。ラスト幅が95㎜から93㎜に変更になっていますが、計測方法が変更になったことによるもので、実際のラスト幅に変更はありません。
STRは、アッパーカフのみ変更。ラスト幅が93㎜から91㎜に変更になっていますが、計測方法の違いで実際のラスト幅に変更はありません。
REDSTER TR F5
13万9,920円
Flex 150
Size Range 24/24.5-28/28.5cm
Last 93mm
Weight(1/2) 2400g/26-26.5cm
REDSTER TR F4
13万6,290円
Flex 130
Size Range 24/24.5-28/28.5cm
Last 93mm
Weight(1/2) 2317g/26-26.5cm
REDSTER TR 3
13万1,890円
Flex 110
Size Range 24/24.5-28/28.5cm
Last 93mm
Weight(1/2) 2317g/26-26.5㎝
REDSTER STR F5
13万9,920円
Flex 150
Size Range 22//22.5-26/26.5cm
Last 91mm
Weight(1/2) 2257g/26-26.5㎝
REDSTER STR F4
13万6,290円
Flex 130
Size Range 22//22.5-26/26.5cm
Last 91mm
Weight(1/2) 2174g/26-26.5cm
REDSTER STR 3
13万1,890円
Flex 110
Size Range 21//21.5-26/26.5cm
Last 91mm
Weight(1/2) 2174g/26-26.5cm
REDSTER STR 2LC
9万8,890円
Flex 90
Size Range 21//21.5-26/26.5cm
Last 91mm
Weight(1/2) 925g/24-24.5cm
REDSTER STR 1LC
8万7,890円
Flex 70
Size Range 21//21.5-26/26.5cm
Last 91mm
Weight(1/2) 1837g/24-24.5cm
ATOMICとは、
1955年にアロイス ロールモザーがオーストリアのワーグラインで小さな家族経営の工房を立ち上げました。この時に、地元の木材を手彫りして製造した40台のスキーがアトミックスキーのルーツです。ロールモザーのスキーは、瞬く間に人気となり、2年後には2000台を突破。その後、世界有数のスキーメーカーへと成長を遂げました。
アトミックの歴史は、技術革新の歴史でもあります。アトミックは、1990年代のベーターレーススキーとブーツベーターライドに代表されるように、創業時から培われてきたクラフトマンシップを損なうことなく、先進的なテクノロジーを導入して時代をリードするプロダクトを開発。ワールドカップや世界選手権などの世界のトップシーンにおいて、ヘルマン マイヤーやミカエル シフリンのような各時代のトップアスリートとともに、数々の輝かしい成績を残してきました。
創業から70年後の現在、アトミックは創業の地からわずか5㎞しか離れていないアルテンマルクトに最先端の工場を構えています。いくつものスキー場に囲まれた恵まれた環境の下、現在ではアルペンレースだけではなく、クロスカントリースキーやフリースキーの分野でも、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。これからもアトミックは、伝統的なクラフトマンシップを礎に革新的なテクノロジーを融合さ